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理想の枕とは
公園の芝生の上や広々とした野原にごろんと横になった時、たいていの人は自然に両手を組んで頭の下に持っていくと思います。どうしてでしょうか?答えは非常に簡単です。その姿勢が単純に楽だからです。
人間が二本の足で安定して歩くためには、進化により発達して重くなった頭を支えることが必要です。人間の脊柱は横から見てみると連続したS字状にカーブしています。体重を上手に分散し、より高度な活動に適合するために進化したのがこの形状というわけです。
重い頭や体重を支えるためには、このS字状のカーブがもっとも理に適っており、自然で楽な姿勢を作るのです。この姿勢は、筋肉の疲労が少なく、脊柱などにかかる負担もいちばん少ない状態と考えられます。
そこで、人間は寝ている間もこの楽な状態を維持したいために、S字型の基点となる頸部を自然に支えてくれる枕というものを必要とするのです。人間は色々な姿勢をとることが可能ですが、リラックスして立っている状態が、身体に一番負担が少ない状態でもあります。
この状態の時、顔の角度は約5度であり、寝ているときにもこの状態を維持することが理想的なのです。つまり、枕の役割は寝ているときに、敷きふとんと頭部、頸部のあいだにできるすき間を埋めることです。このすき間は体型によって当然個人差がありますから、人によって適した枕が違ってくるわけです。
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